【朝日文庫 創刊40周年記念企画】ライバルからのイチ押しフェア
全国の書店で開催中の「ライバルからのイチ押しフェア」
ライバル12出版社の編集長達がイチ押しの朝日文庫を選んでコメント!
是非この機会に読んでみてはいかがでしょうか?
【参加出版社】(50音順)
KADOKAWA、幻冬舎、講談社、光文社、小学館、新潮社、筑摩書房、中央公論新社、徳間書店、早川書房、双葉社、文藝春秋
朝日文庫 × 角川文庫
『捨てる女』内澤旬子(朝日文庫)
逡巡しつつ悶えつつ、カラダを張って物を捨て続ける内澤さんの本気っぷりに「断捨離」も恐れをなして逃げ出すはず。ユーモラスな赤裸々描写も魅力の一押し痛快エッセイ!(角川文庫編集長)
『孤狼の血』柚月裕子(角川文庫)
『仁義なき戦い』へのオマージュに溢れた警察小説。衝撃的ラストに大興奮! ミステリとしての完成度も高い。読後、広島弁が自然に口をついて出てしまうのが困りものです。(朝日文庫編集長)
朝日文庫 × 幻冬舎文
『聖なる怠け者の冒険』森見登美彦(朝日文庫)
本作に登場する正義のヒーロー「ぽんぽこ仮面」は、『有頂天家族 二代目の帰朝』でも大活躍! 森見作品は、物語を亘って世界が何次元にも広がっていくのも魅力です。(幻冬舎文庫編集長)
『清須会議』三谷幸喜(幻冬舎文庫)
おそらく史上初の現代語訳時代小説。信長の、秀吉の、勝家の、お市の方の心の内が手に取るようにわかります。登場人物のエグイ心理戦にぐいぐい引き込まれてしまう!(朝日文庫編集長)
朝日文庫 × 講談社文庫
『悪人 新装版』吉田修一(朝日文庫)
「人って何だ、自分は何者なんだ」を、登場人物を通して半ば経験できるのが小説の喜びで、それを鮮烈に奥深くまで覗き込ませてくれるのが著者であり、『悪人』の醍醐味です。(講談社文庫編集長)
『霞町物語』浅田次郎(講談社文庫)
地方出身の私には東京生まれの主人公は憧れの的。1960年代のノスタルジー満載の青春物語にどっぷり浸かれます。主人公の祖母を描いた「雛の花」には思わず落涙。(朝日文庫編集長)
朝日文庫 × 光文社文庫
『震度0(ゼロ)』横山秀夫(朝日文庫)
組織を守るのか、個人を救うのか? 未曾有の危機に人間の欲望と信義が交錯する。この密度。何度読み返しても新たな発見がある。これぞ警察小説。読まずに死ねるか!(光文社文庫編集長)
『神様からひと言』荻原浩(光文社文庫)
登場キャラがとてもリアルで、“あるある”感満載で思わずニヤリとさせられます。いろんな弱みと悩みを抱えた主人公も好感度大。働くすべての人に贈りたい会社員小説です。(朝日文庫編集長)
朝日文庫 × 小学館文庫
『ことり』小川洋子(朝日文庫)
この哀しみは、どこからやって来るのだろう。今も、ふと、彼ら兄弟のことを思い出したりします。とくに、公園で小さな鳥を見かけた時なんかに。(小学館文庫編集長)
『くちびるに歌を』中田永一(小学館文庫)
スポーツ馬鹿な中学生時代を送った我が身を振り返り、作中の男子・女子の甘くてほろ苦いエピソードをとても羨ましく思いました。もう一度あの頃に戻れたら!(朝日文庫編集長)
朝日文庫 × 新潮文庫
『学力と階層』苅谷剛彦(朝日文庫)
人は生まれる場所も親も選べない。だから教育の機会均等が大事なのだ。義務教育を社会的セーフティネットとしてとらえ直し、教育をめぐる問題の本質を炙り出した名著!(新潮文庫編集長)
『たそがれ清兵衛』藤沢周平(新潮文庫)
人間臭い主人公に強く共感する作品集ですが、息子の嫁の名前を失念してしまう初老の武士を描いた「ど忘れ万六」が秀逸。己の日常を振り返ると他人事ではありません。(朝日文庫編集長)
朝日文庫 × ちくま文庫
『図説 吉原事典』永井義男(朝日文庫)
無念! ちくま文庫ではひそかに〈悪所〉シリーズを揃えていたのに、肝心の一冊が朝日文庫に! うちで〈悪所〉本フェアやるときは、この本もいっしょに展開させてください!(ちくま文庫編集長)
『思考の整理学』外山滋比古(ちくま文庫)
常に身近において繰り返し読みたい。企画が煮詰まったとき、ランダムに開いた頁に発想のヒントが書かれていたことが何度もありました。まさに時代をこえた名著です。(朝日文庫編集長)
朝日文庫 × 中公文庫
『車谷長吉の人生相談 人生の救い』車谷長吉(朝日文庫)
これぞ反時代的私小説作家の真骨頂! 切捨御免の毒々しい回答は車谷さんの生きざまそのものだ。相談者を突き放す救いのなさには、すがすがしさとユーモアがある。(中公文庫編集長)
『ひたすら面白い小説が読みたくて』児玉清(中公文庫)
ジョン・グレシャムもジェフリー・ディーヴァーもケン・フォレットも、その面白さを教わりました。作家愛に溢れた極め付けのブックガイドです。もちろん日本人作家ももりだくさん!(朝日文庫編集長)
朝日文庫 × 徳間文庫
『カラシニコフ Ⅰ』松本仁一(朝日文庫)
なぜ紛争は終わらないのか? こんな疑問を抱くニュースに接したとき、ぜひ読んでほしいノンフィクションの金字塔。AK-47設計者、カラシニコフのインタビューに戦慄せよ。(徳間文庫編集長)
『天の光』葉室麟(徳間文庫)
傲慢、吝嗇、貪欲、偏狭……。煩悩に苛まれながらも、様々な思いを抱えて必死に生き抜く人々。時代小説に仮託して人の善と悪の“本性”を描き続けた著者の代表作です。(朝日文庫編集長)
朝日文庫 × ハヤカワ文庫
『〈新版〉日本語の作文技術』本多勝一(朝日文庫)
実は高校の大先輩である本多氏の作文講義を読んで、編集者としての私の27年は間違ってなかったのだと確認できた。と書きながら、この文章は合格でしょうか、先輩。(ハヤカワ文庫編集長)
『幻の女』ウイリアム・アイリッシュ(ハヤカワ文庫)
江戸川乱歩も唸らせたラストの怒濤の展開に驚愕しました。死刑を宣告された主人公の無実は晴れるのか? 新訳の都会的なセンスも光る、どんでん返し物の歴代No.1!(朝日文庫編集長)
朝日文庫 × 双葉文庫
『乱反射』貫井徳郎(朝日文庫)
誰もが持つ“ささいな自分勝手”が積み重なった結果の事故。マイナスで始まる不穏な章番号の意味。ラストの衝撃は自分史上、最大のものです。押しも押されもせぬ大傑作!(双葉文庫編集長)
『森に眠る魚』角田光代(双葉文庫)
主役のママたちの友好関係がちょっとしたズレで瞬く間に崩れていく過程が怖い。人間の奥底に潜むエゴがこれでもかと描かれていく。子供がいる男性、必読です。(朝日文庫編集長)
朝日文庫 × 文春文庫
『ベストセラー小説の書き方』ディーン・R・クーンツ(朝日文庫)
「怠け者は作家に向かない。時間と才能と勤勉さを注ぎこめば、必ず夢はかなう」。全ての仕事に共通するエールです。面白いものを作りたいという気持ちを忘れずにいたい。(文春文庫編集長)
『キネマの神様』原田マハ(文春文庫)
映画に魅入られた主人公のお父さんキャラが秀逸です。こんな風に年を取れたら幸せだなあって思います。登場する映画が私の趣味とほとんど重なっている点もうれしい!(朝日文庫編集長)
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その他書籍につきましては申し訳ありませんがお近くの書店等でご購入下さい。